生きててくれてありがとう ~無農薬さつまいも畑にて~ 1



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まぁ、真面目。
「超」 がつくほどの純朴な人柄ですね。
「ド」 がつくくらいの素直な生産者なんですよね。 彼。  ま、俺も同じですが(笑)

俺が彼の無農薬栽培さつまいもに惚れて、もうどれくらいになるんだろう。
もちろん彼が独身で、親父さんの下で頑張ってる駆け出しの頃からではあるけれど。


彼に、今まで何度か聞いたことがある。
「毎日、畑の世話や作業や出荷などで本当に大変だろうね。
 じゃあ逆に今、日々の中で一番楽しいことって何かな?」

彼は即答した。
「土のめぐみさんに芋を持っていく時ですねぇ」

意外だった。
そうなのか、それほどまでに土のめぐみのことを… 慕って… 思ってくれて…

「トラックで持っていくでしょ、その時だけは畑作業をサボれるんですよ」

そ、そっちか。(笑)
ま、いい。
うちに来たときには存分にゆっくりしていってくれ。 なんなら泊まっていってもいいぞ。



この彼が、このまっすぐな彼のさつまいもが、
この彼らの大切な畑や家や土地やあらゆるものが、 壊れた。
熊本大地震である。

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あの大地震の影響が今も続いているのがこれ。
彼の さつまいも畑。

普通では考えられないくらいほど極端に崩れ落ちている。
蹴ったって掘ったって絶対にこんなふうにはならない。
怖い字だけど、『崩落』
まさにそのまま。 これがそう。

もちろん、決して畑が山の上にあるわけじゃない。
普通の地面、あたりまえの畑が一瞬で、割れる。
これにはさすがにビビる。

爪痕は今もずっと消えてはいない。。。




でも今も、こうやって会いに走ってこれるしね。
畑のど真ん中で写真を撮ってあげられるしね。
土のめぐみまで芋を運ぶこともできるんだしね。

だから、生きていたことに感謝しなきゃな。
生きててくれたことに感謝をしなくちゃね。
「生き残った命の畑を、生き残った人たちで、これからも行き残していく」
それだけでええと思うよ。 俺は。




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収穫はもちろん手では掘らない。
ファミリーでウキウキ収穫体験ってわけじゃないからね。もちろんだけど。

畝に覆い茂るツルを鎌で切っていき、その後にビニールマルチをはいでいく。
そうしたらこの年季の入ったマシンの出番。
畝幅と畝高にジャストに合わせてセットしてあるので、まっすぐしっかりゆっくりとタイヤが進んでいく。

あまりに見とれててマシンのタイヤに右足を踏まれてしまったのはナイショ(苦笑)






掘り上がってきたさつまいもを、ツルを切りながらコンテナにおおまかに選別していく。
傷みや割れなどを確かめながら、芋を傷つけないようにていねいに作業していく。




そのコンテナが運び込まれてきたのは、さつまいも倉庫の前。

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地震で倉庫内が大きく崩れてしまい、もう中には入れなくなってしまったんです。
倉庫まわりもひどく壊れてはいるけれど、でも、ほかに作業するところもないし。
それに、昔から長年親しんできた大切な大切な作業場所でもあるから。

ここでしかできないことがあるからね。
ここでしか言えないことがあるからね。
ここでしか癒えないことがあるからね。




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ほら、ばあちゃんの顔がいい。
もう たまらなくいい。

でも… 途中で泣くんやもん、ばあちゃん。
あかんって。 それはヤバい。

「生きて戻ってこれてよかったですばい」 って。
泣きながら 一生懸命に俺に話してくれるんやもん。


いや、ほんまにあかんって。
うつむいたままシャッター押したわ



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実は、この生産者のまわりでは(びっくりするからあえてここで数は言わないけど)かなり多くの人が亡くなっておられます。
だから、ばあちゃんが言ってたとおり、『生きててよかった』 は心の底からの本音。

さつまいもを掘り出せるのもありがたいだろうし。
親子三代で作業ができるのもうれしいだろうし。
変わらず農業ができること自体が幸せだろうし。


だから、
長生きしてや、ばあちゃん。
ずっと元気で、ずっと笑って泣いて、ずっとさつまいもを頼むね。

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彼の無農薬さつまいもに俺が惚れて、もうどれくらいになるのかな。
彼が今、奥さんや2歳の娘のために毎日がむしゃらに頑張ってる姿は想像できなかった頃からだけど。


人生、山もありゃ谷も崖も壁も、底なしのような深い沼だってあるかもしれない。
でもな、なんやかんやいろいろあったって、そうやって笑ってくれるのが一番や。
これ以上、なーんも言うことなんかあらへん。

でも、ひとことだけ言わせてもらえるなら・・・



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ただ、ひとことだけ。


「生きててくれてありがとう」














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towers

~「熊本地震」復興支援ディナー in ザ・リッツ・カールトン東京 ~
  with 土のめぐみ

日時 : 10月16日(日) 午後6時受付/午後6時30分ディナー
場所 : ザ・リッツ・カールトン東京45階 モダンビストロ【タワーズ】  (東京都港区赤坂9-7-1東京ミッドタウン)
会費 :  6品のコース料理 / 14,000円 (左記料金から4000円を熊本地震義援金として寄付させていただきます)

 では 16日 お会いしましょう







   tokyo

~ 食と心のセミナー at Tokyo 食・生活・安全未来協会(SFFC) 
  with カウンセリングルーム コパン

日時 : 10月15日(土) 13:30~16:00
場所 : 下北沢オープンイノベーション2F (東京都世田谷区北沢 2-37-17)
会費 :  1,500円
主催 : 食・生活・安全未来協会(SFFC) 090-1842-9196(松本)

 では 15日 お会いしましょう






kokokkara

~ 「ここからごはん」  ココロとカラダと食 ~
  with カウンセリングルーム コパン & 土のめぐみ

カウンセリングルーム コパン 豊口先生による「心と身体と食」の目からウロコのお話し、そして心理テストを実施
One drop(ワンドロップ)主宰 宮谷先生による食べ物と自然(季節)と身体のつながりなどのお話し
  と、土のめぐみ土田の話

日時 : 10月22日(土) 10:30~14:00
場所 : カジュアル割烹 『希代』  (大阪市東住吉区西今川3-4-13)
定員 : 15名
会費 :  2,500円 (土のめぐみサムライ野菜特別製作 ココカラお昼ごはん付き)

 では 22日 お会いしましょうメール




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