百姓人生



「お話しを」
とのご依頼をいただいたので。
先日の夜、生産者の集まりにおうかがいしてきた。







トークのあとの差し入れが強烈に美味かった。
ビタミン菜が入ってると。
確かに。見た通り。
しかし、口に入れた瞬間に『ビーーターミーンー菜ーーうわー!』と暴れだすイキオイで濃密な香りと葉っぱ感。
あぁ文字がもどかしい。
今叫んだけど、伝わっただろうか。







「まぁ、すっごく熱い人ですね」
トークと質疑応答のあと言われた。
正直、トークごとに毎回言われる。
いや、ただ名刺交換をしただけの相手にも言われる。
そのうち通りすがりのおばあちゃんにも言われるような気がする。
俺は修造かいっ。

「落語を聞いてるみたいでした」
これもしょっちゅう。
長年やってるといつの間にか落語口調になってた。という感じ
というか、大阪人は笑わせてなんぼやからね。
笑ろてもらうのは最高のご褒美。生きてるだけで丸儲けやからね。
俺はさんまかいっ。


その夜の参加者は、すべて無農薬栽培の生産者たち。
老若男女というと怒られそうだけど、年齢も性別もバラバラ。
それぞれお顔を拝見して、それぞれ会話をして、それぞれ思ってることを真剣に聞かせてもらった。

『あぁ、懐かしい』
そう感じてた。







22年前、駆け出しの俺はいつも必死で生産者に引っ付いてた。
そんなルーキーの俺に、生産者会議の末席を作ってくれて。
いわば兄貴分の生産者の集まりにしょっちゅう参加してた。
作付け会議はもちろん、定例会、催し準備会、緊急招集、忘年会に新年会に週間飲み会。
無農薬生産者は基本、一匹狼。
でも、信じ合える仲間が一人、一人できていく。
決して経済的に余裕があったわけじゃないけど、団結力は凄かった。
誤解を恐れずに言うと、みんな貧乏だった。もちろん俺もね。
けれど、定例会ごとに熱気だけでハラいっぱいになった。
作付け会議ごとにでっかい夢を抱えさせてもらった。
飲み会ごとに絆とガッツと内緒話が貯金できた。
そんな生産者たちとの熱くて強い繋がりだった。

だからこの夜、
そんなあの頃にそっくりの生産者の姿を見て、懐かしくて・・・
いや、「生産者」という言葉のイメージじゃない。
「農家」ではあるけれど、俺はあえて言いたい。

百姓

今は差別用語なんだろうか、百姓って。
だったら、誰がそう決めたんだろう。
俺の知る多くの生産者は自分のことを「百姓」と言う。
それも毅然と。
誇りを持って。

農業は、お天道様とともに生きていく。
天気も、災害も、季節も、神様が決めること。
戦わず、抗わず、農を、神様にえていく。
そんな人たち。
それがお仕事



 



野菜の種類を決めて単品でドーンと栽培すると効率はいいよね。
大きな店舗や太い流通との取引が有利にもなる。
ま、それがいいとか悪いとかはないけど。
でも、ここの無農薬農家は違う。
多くは少量多品種で野菜を育てている。

「一年に100種類も育てるから百姓っていうんよ、わしらは」

もちろん言葉の成り立ちは諸説あるんだろう。
でも、俺にそう言った兄貴分の農家がすごくカッコよかった。
麦わら帽の下で、日焼けしたしわくちゃの顔でちょっと笑った彼が、もうめっちゃカッコよかった。

百姓の生き様は、本気でかっちょええと思う。
俺はまっすぐに そう思う。




かっちょええ百姓が誇りを込めて育てた無農薬栽培(JAS有機栽培)グリーンリーフレタス
































 

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